一本の線で表現する
贅沢で、美しい器
巒山窯さんの商品は鍋島の技術を駆使して作られたオリジナルの表現がとても魅力的で大好きです。
暮らしの中で使っていると品の良さが感じられます。
形状的にも深みのある鉢ですので汁物の料理はもちろん、副菜にもメインにもぴったりです。例えば楕円の長さを生かしてアスパラのおひたしなどにも良いと思います。
ちなみに僕はカレー皿として使います。
(ただ、カレー皿が好きなんです)
全面に百合の花を絵付けされた楕円鉢ですが一本の線のみで表現されている為、食器として使用する際にも絵がそんなに邪魔する事はありませんので使いやすいと思います。
/一本の線の魅力/
この線描は少しでも気を抜くと線の乱れが出たり絵具がムラになってしまう為、職人視点で見ると大変難しい絵付けの技だと思います。
表現をよりオリジナルにする為に黒ゴスの絵具を使用されております。
黒ゴスを使用した事により他社との差別化をはかり巒山さんオリジナルの表現方法が誕生したのだと思います。
一本の線に集中している時の巒山さんも素敵ですね!線のみで、これだけ表現された一般食器としての商品はあまり見た事がありません。
/百合文様について/
百合(ゆり)という花の名前の由来は、細い茎に大きな花を咲かせる花ですので、風に吹かれると大きく揺れます。その揺れる様子から「揺すり」と呼ばれるようになり、それが変化して「ゆり」と呼ばれるようになったと言われております。
百合の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」です。とても美しく凛としたイメージがあります。
百合文様は、エジプトやメソポタミアの古代文明にすでに表れており、ヨーロッパにおいて、バラと並んで最も使われた文様だそうです。
百合とバラは対照的な意味を持っており
バラは情熱的、感覚的な愛を示すのに対し、
百合は清純で、精神的な愛を示しています。
【サイズ】
幅 19.5cm × 奥行 14.0cm/高さ 5.0cm