一本の線のみで表現した
贅沢で、美しいマグカップ

巒山窯さんの商品は鍋島の技術を駆使して作られたオリジナルの表現がとても魅力的で大好きです。

今回のマグカップのバラの絵柄は巒山窯さんの絵柄の中でも個人的には好きな柄の一つでもあります。
バラは情熱的、感覚的な愛を示す花でもあります。そんな素敵なバラの文様は明治以降『花の女王』として愛されてきておりますので女性へのプレゼントとしては最高だと思います。

／一本の線の魅力／

この線描は少しでも気を抜くと線の乱れが出たり絵具がムラになってしまう為、職人視点で見ると大変難しい絵付けの技だと思います。
表現をよりオリジナルにする為に黒ゴスの絵具を使用されております。
黒ゴスを使用した事により他社との差別化をはかり巒山さんオリジナルの表現方法が誕生したのだと思います。

一本の線に集中している時の巒山さんも素敵ですね！線のみで、これだけ表現された一般食器としての商品はあまり見た事がありません。
このマグカップは、派手な商品ではございませんが暮らしの中に溶け込む逸品だと思います。

巒山窯さんの商品にはファンも多くて大変人気商品なんですが全ての工程を一人で行う為、数が限られてきます。
そんな中、どうしてもこの鍋島藩窯百撰の中で販売させて頂く為、お願いをしました。
実際の製作風景を見ると、本当繊細で感動します。そんな商品をもっと多くの方にご覧頂きたいと思います。

／バラ文様について／

バラはギリシャ神話では愛の女神アフロディーテまたはヴィーナスを飾るために神々によって作られたという記述があります。
このように古くから美の象徴として薔薇が愛されてきました。
(歴史背景も美しい)
日本でも古くは「うまら」「うばら」と呼ばれ、「万葉集」や「古今集」に詠まれているそうです。また日本では明治以降、『花の女王』として愛されてきたそうです。