鍋島藩窯ONLINE風鈴市開催

2020年の新型コロナウィルにより中止になり夏のイベントができなくなりました。
お客様も激減し、このまま産地全体が元気がなくなってしまうのではないかと感じました。そこでこれからの鍋島焼の産地の未来を考えた時にオンラインでの『風鈴まつり』を取り組む決意をしました。

鍋島藩窯百撰ONLINE風鈴市とは

〈開催理由・背景〉

鍋島焼の産地で人気イベントでもあった『風鈴まつり』。
この百撰ONLINE風鈴市では、100年後に鍋島焼の魅力を伝え残していくため一職人が産地の窯元さん達の風鈴をセレクトし、これそは!と思う商品や夏の大川内山の魅力を発信していく為の夏のオンラインイベントです。

〈特徴〉

百撰ONLINE風鈴市の最大の特徴は、リアル店舗ではできない『音色の聞き比べができる』事です。
風鈴を選ぶ基準として音色を聞いて購入される事が多いと思います。ですがリアル店舗だと他の窯元さん達の風鈴を聞き比べる事ができませんがオンライン風鈴市では大川内山の各窯元さん達の風鈴を聞き比べる事が可能となります。

リアルでは体験できない風鈴の楽しみ方ができるイベントだと思っております。
ONLINE風鈴市を通じて実際に大川内山に足を運んでみたいと思って頂けるような魅力あるイベントだと思っております。

今年のテーマは「鍋島焼で涼を感じる夏。」

コロナ禍でご自宅での滞在時間が増える中で鍋島焼ができること。
鍋島焼の特徴である鍋島青磁を中心に気持ちを涼しく、風鈴の澄んだ音色で涼しく、一輪挿しで心涼しく今夏を過ごして頂きたいです。

① 窯元らしさ
② 伊万里で作っているものである事
③ ストーリー性(商品のものづくりの背景)

この3つの基準をもとに商品をセレクトしております。
以下のイベントも開催しておりますので、ぜひお楽しみください。

風鈴 展

リアル店舗ではできない『音色の聞き比べ』ができます。
リアル店舗だと他の窯元さん達の風鈴を聞き比べる事ができませんがオンライン風鈴市では大川内山の各窯元さん達の風鈴を聞き比べる事が可能となります。
音色をお楽しみください。

鍋島風鈴の音色の秘密

音色の秘密 ① 中子(風鈴の中にある焼物。リンとも言います)の違い

音色を美しくするために各窯元によって、中子(風鈴の中にある焼物)の作り方にこだわりがあります。
出来る限り高い音を求めて限界ギリギリまで薄く削ることもあります。
窯元によって形状がそれぞれ違いますので、中子での音色の違いもお楽しみください。

音色の秘密 ② 釉薬(うわぐすり)での違い

基本的に青磁は白磁に比べると釉薬(うわぐすり)が厚く施してあるため
穏やかな音ですが、白磁は少しだけ高い音を奏でます。
注:釉薬や焼成温度、中子(風鈴の中にある焼物)によっても音は変わります。

音色の違い③ 透かし彫は音が高くなる

透かし彫を入れる風鈴と透かし彫が入っていない風鈴だと、ずいぶん音に変化が出ます。
その理由としては、音の逃げ場が出来て音が拡散するからではないかと思っております。
音の違いをお楽しみください。
(今回の透かし彫の風鈴は全て手作業で一つ一つ彫っております。)

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夏の器 展

夏の器展とは、鍋島焼の窯元さん達の器を通して少しでも『涼』を感じて頂こうという思いで立ち上げた企画です。鍋島焼の産地には30件の窯元さん達がいらっしゃいます。
鍋島焼といってもそれぞれの窯元さん達によって商品や作品の色が違います。
そんな窯元さん達の器をセレクトし涼を感じて頂けるような商品をまとめてお届けします。

夏の器展一覧を見る→

鍋島焼からの贈物 展

2021年7月1日より開催。
鍋島焼からの贈物とは、もともと鍋島焼の背景には江戸時代の頃に鍋島藩が徳川家や諸大名への献上品として作られた産地でもあります。そんな歴史背景をふまえ献上品とまではいきませんが、お世話になった方々への夏の贈物として使って頂けないかと考えてできた企画です。

鍋島焼の産地の窯元さん達の商品と伊万里の特産品などをセットにした商品をとり揃えております。
鍋島焼の窯元さん達のそれぞれの商品を選んで組み合わせができるようになっております。
鍋島焼からの贈物を通して伊万里の夏を感じて頂ける商品となっております。

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